ラーメンと中華そばについて
ラーメンと中華そばの違いについてですが、本質的には同じものだと言ってもいいのではないでしょうか。元々ラーメンは中国から入ってきたものですから、その中国を表す中華を使ってラーメンのことを中華そばと呼ぶのは自然なことでしょう。
ただ、昔の名称で使われていたシナそばという名前は、チャイナをシナとして同じく中国を表すものですが、日本人がシナといえば蔑称的な意味合いが入るのが昔の習わしだったので、ラーメンのことをシナそばというのは避けられているようです。最近では、その蔑称的意味合いを知る人も少なくなってきて、横浜のラーメン博物館においては、シナそばやという店もあるぐらいですから、使うことを控えねばならないほどではなくなっていますが、国際情勢を考えた場合は避けた方がよいのではないのでしょうか。
それでは、ラーメンといえば良いところをどうして、中華そばと呼ぶのでしょうか。私も不思議な気がしていたのですが、どうやら中高年以上のある一定の層の人たちは、そばと言えば、中華そばを指すような言葉遣いをしているようなのです。当然そういう人たちの間で、そばといえば、中華そばを指すので、混乱をすることはないのですが、もしも和風のそばと混同するような場面になったときは、わざわざ中華そばと呼んでいるのではないかと思われます。
そばが常に日本のそばを指すのならば、中華そばと呼ぶ必要はなくて、ラーメンでよいのですから、以上の推測からして、中華そばは混同を避けるために使われるようになったと考えて良いのではないでしょうか。
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